自民党の小林鷹之前経済安保相は5日、自身のXで、政策活動費について、使途公開時期を「1年後」としてきた方針を転換し「廃止も検討すべき」と投稿した。

政党から議員個人に支給されている政策活動費はこれまで使途の公開義務がなく、いわゆる裏金問題に端を発した政治資金規正法の改正で「領収書の10年後の公開」が附則に盛り込まれたが、10年後の根拠がわからないなどとして批判が集まっていた。

こうした中、4日に総裁選への立候補を表明した茂木敏充幹事長が政策活動費の廃止を打ち出し、反響を呼んだ。

これを受け、小林氏は自身のXで「10年後の使途公開ではなく、できれば毎年公開をするべきという考えを出馬表明以来お伝えしてきました」とした上で、「昨日、茂木幹事長が政策活動費の廃止を提案されましたが、私としても使途を毎年公開できないようであれば、これを廃止することも検討すべきと考えます」と投稿し、方針を転換する考えを示した。

【政策活動費は毎年公開または廃止を】

党の政策活動費については、10年後の使途公開ではなく、より早期に、できれば毎年公開をするべきという考えを出馬表明以来お伝えしてきました。…

— 小林鷹之 (@kobahawk) September 5, 2024

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