立憲民主党代表選への出馬を表明している枝野幸男前代表は4日、北海道の離島・奥尻島(奥尻町)を訪れ、新村卓実町長と会談した。人口減少地域の教育や医療維持には行政による一定の支援が必要だとの認識を共有した。

公共サービスを重視する姿勢を示し、リベラル系議員や党員への支持拡大を図る狙いがある。

島外から生徒を受け入れる奥尻高校も視察、若者の流出などを巡り学校関係者と意見交換した。記者団に「高齢化や過疎化の進む地域で政治が果たすべき役割を強く感じた」と述べた。

野田佳彦元首相は都内の電力総連など、出身議員が国民民主党に所属する民間労組を訪ねた。「野党の大きな固まりをつくっていく第一歩が、国民民主と立民の関係強化だ」と伝えた。

江田憲司元代表代行は立候補に必要な推薦人20人の確保まで「あと一息だ」と国会内で記者団に強調した。これに先立つ会合で出馬できれば消費税減税や食料品への非課税を主張する考えを明らかにした。

西村智奈美代表代行は国会内で記者会見し、代表選への立候補を見送る意向を示した。菅直人元首相が率いるグループ「国のかたち研究会」(約15人)は自主投票を決めた。〔共同〕

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