7月の大雨による県内の被害額が、県の最新のまとめで900億円を超える見込みであることがわかった。県は、復旧・復興を進めるための予算案を今月開かれる県議会に提出する。

最新の見込みの被害額は、吉村知事がきょう(4日)の定例会見で明らかにした。

(吉村知事)
「あわせて約913億円と推計しており、昭和38年(1963年)の豪雪災害以降、本県の自然災害として過去最大となる見込みです」

<被害額913億円の内訳>
道路や河川・砂防施設などの公共土木施設 755億円
農林水産関係 135億円
商工業関係 23億円
教育施設 0.5億円

8月30日の発表から農林水産関係の被害額が24億円増加した。
過去最大の被害となった豪雨災害からの復旧・復興に向けて、県は9月18日に始まる県議会9月定例会に関連事業の予算案を提出する。
公共土木施設や農地などの復旧、被災者の生活再建に向けたエアコン・冷蔵庫などの生活家電の購入支援などが盛り込まれる予定で、詳細は9月10日に示される。

(吉村知事)
「引き続き被災市町村や関係機関・団体とも連携を図り、1日も早い復旧・復興に向け全力で取り組んでいく」

県によると、4つの市町村の合わせて159人が今も避難生活を続けている。
また、酒田市と遊佐町・戸沢村で災害ボランティアを募集を継続しているという。

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