自民党総裁選に立候補を表明した林芳正官房長官の記者会見要旨は次の通り。

【決意】

持てる経験と実績を生かし、国のために使いたい。人に優しい「仁」の政治を行いたい。

【派閥裏金事件】

党の信頼回復に努め、国民の共感を得られる政治を取り戻していきたい。(裏金議員への対応に関し)今まで決めたことを手続きを取らずに変えてはならない。新事実が明らかになれば、もう一度手続きにのっとって結果を出すことが必要だ。

【政治改革】

政党交付金の国会議員への配分を見直し、政治資金パーティー収入への依存度を減少させたい。政治資金を監督する独立行政機関創設を検討する。行政改革では省庁再編の議論をスタートさせる。

【岸田派】

岸田政権で取り組んできたことに(政策を)足していく。派閥がなくなっても所属議員と切磋琢磨(せっさたくま)してきた関係は続く。

【憲法改正】

自衛隊明記や緊急事態条項など党改憲案4項目への国民の理解を広げ、3年間の総裁任期中に国会発議を行いたい。

【金融所得課税】

貯蓄から投資への流れとどう調和を取るか考えないといけない。

【対中外交】

私は「知中派」だ。中国と向き合うには、中国を知っていることがポイントだ。相手を知って交渉しなければ結論を得ることは難しい。

【選択的夫婦別姓】

個人的にはあってもいいと思う。ただ総裁になった暁には、党や国民の意見集約が責務だ。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。