男女の賃金格差の解消に向けた政府のプロジェクトチームの会議が2日、官邸で開かれた。

会議で岸田首相は、女性が働きやすい環境の整備を進めるため、地方自治体や地域金融機関、企業の代表者を集めた車座対話を実施するよう指示した。

さらに岸田首相は「知見を経済界でも共有し、マクロ経済政策としての意義、地方創生をはかる上での意義を踏まえて、取り組みを進めていくことが重要だ」と述べた。

また、会議で厚生労働省は、男女の賃金格差を都道府県別に示した。

格差が最も大きいのが栃木、最も小さいのは高知だった。

男性に比べて女性の管理職に占める割合が低く、平均勤続年数が短いほど、賃金格差が大きくなる傾向がある。

プロジェクトチームの座長を務める矢田稚子首相補佐官は、車座対話を通じて「地域の中で女性が活躍していくために、どのような課題があるのか、洗い出していきたい」と強調した。

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