立憲民主党の代表選への立候補を表明した野田元首相は31日、自民党の新総裁の下で衆院の早期解散がありえるとの見解を示した上で、政治資金問題を巡り「逃げるな自民党という戦いにもっていかなければいけない」と述べた。

代表選出馬を表明してから最初の週末、野田氏は地元の千葉県船橋市の神社で行われた例大祭に出席し、その後、記者団の取材に応じた。

野田氏は、立憲の代表選を「準決勝」、次期衆院選を「決勝」と位置づけ、衆院選を「今回は権力闘争だ」とした上で、「政権をかけた権力闘争の時に一番のポイントは、自民党が政治とカネの問題を反省しているのかどうか。それが問われるような戦いをしなければならない」と述べた。

さらに、自民総裁選で勝った新首相が「すぐ解散をするもしれない」との見方を示し、「政治改革を本気で取り組むという新しいリーダーが自民党で生まれるならば、(国会の)政治倫理審査会に出てこなかった人たちの出席を呼びかけるといったことをやってから信を問え、という国会闘争に持ち込まなければいけない」と主張した。

そして、「逃げるな自民党という戦いにもっていかなければいけない。伏線として、まず(立憲)代表選で、その主張をしていく」と述べた。

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