2026年度以降に予定されている長崎市の原爆資料館の展示更新に向けて最後のワークショップが開かれました。

原爆資料館で開かれたワークショップは展示の更新に向けてより広く意見を集めようと長崎市が開きました。

小学生、留学生を含む学生、一般の3回に分けて行われ、今回が最終回です。

市が参加者を募り、中学生から80代まで県内在住の23人が出席しました。

約1時間 館内を見て回り、市が更新を検討しているエリアについて展示の改善点やアイデアを出し合います。

参加者
「核兵器のコーナー」「どんどん進化していっていると思うのでこのスロープのところに(展示を)延長して現代までつなげていく」

参加者
「核弾頭数のところでプロジェクターを使って上から当時(原爆投下後)の火災などを表現したらいいと思う」

来館者が展示を見た感想を共有できる場や、原子野からの復興の歩みを学べる展示が欲しいといった意見も出されました。

長崎大学核兵器廃絶研究センター=RECNA 中村桂子 准教授
「若い世代とのギャップもどんどん広がっていく、被爆者の高齢化の問題もある」「常に伝え方を工夫してアップデートして今一番これを長崎から発信したい、と見極めていく作業が今こそ求められる時代だと改めて感じた」

市は集まった意見を踏まえて、今年度中に基本設計をまとめる方針です。

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