自民党の石破茂氏

 自民党の石破茂元幹事長(67)は30日、首相官邸で岸田文雄首相と面会し、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に出馬表明したことを報告した。面会後、記者団に「憲法改正議論は継承する。(改憲で)何がどう変わるのか、それをどう実現させていくかは岸田政権の路線を引き継いで、さらに進めていきたい」と述べた。

 面会で首相は「ぜひ頑張ってくれ」と石破氏を激励し、石破氏は「党首(総裁)をお支えするのが足りなかった。おわびする。3年間本当にご苦労様でした」と総裁選不出馬を決めた首相をねぎらったという。石破氏は記者団に「私は首相批判をしたことはまずない。同じ世代で通い合うものがたくさんあった」と語った。【園部仁史】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。