長野市議会の最大会派「新友会」が、公職選挙法違反の可能性がある政務活動費の支出をしていた問題で27日、政治倫理審査会の初会合が開かれきました。

「新友会」は2018年から年1~2回、ホテルなどを使った市民との意見交換会に、政務活動費から一律3000円の交通費を支給、1人1000円または1500円のコーヒー・ケーキセットを提供していました。

交通費や茶菓料の支出は認められていますが、一律の支給や金額の高さに疑問の声が上がり、公職選挙法が禁じる「寄付行為」にあたる可能性も指摘もされています。

審査会の会長を務める野々村博美議員は「市民の信頼を回復できるようしっかり審査したい。事実を明らかにした上で反省を求めたい」と述べました。

審査会では、今後、専門家の意見も聞きながら、公選法に触れる点の有無などについて審査します。

「新友会」は指摘を受けて、交通費は「実費支給」にし、茶菓子は提供しないことにしています。

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