熊本県の木村知事は２６日、台湾の半導体製造大手ＴＳＭＣを訪れ、県内に第３工場を誘致したい考えを幹部に直接伝えました。また、課題となっている渋滞対策や地下水保全についても全力で取り組む考えを示しました。

木村知事は、２５日から２７日まで知事就任後、初めて台湾を訪問しました。

２６日は、台湾北部の新竹市にあるＴＳＭＣの本社を訪れ、非公開で幹部と会談。

改めてＴＳＭＣ側に熊本の第１・第２工場の円滑な稼働を支援し、県内に第３工場を誘致したい考えを直接伝えたということです。

【木村知事】
「『第３工場の建設についてもご検討願いたい』と申し上げた」

また、木村知事は課題となっている渋滞対策や地下水保全についても全力で取り組む考えを示し、ＴＳＭＣ側も地下水保全に力を入れ、産学連携で人材育成に取り組むことを約束したということです。

これまでにＴＳＭＣのシーシー・ウェイ会長は熊本での第３工場の可能性について「第１・第２工場のしっかりとした運営と地元住民の理解が必要」とコメントしています。

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