立憲民主党の代表選挙に出馬する意向の野田元首相は27日、自民党総裁選で改めて注目されている政治とカネの問題について「膿を出さなかったら政治の信頼に繋がらない。そういう覚悟を決めた代表選にするべきだと思うが、当事者である自民党はより厳しい議論をすべきである」と述べた。

野田氏は、千葉県内で記者団の取材に応じ、自民党の総裁選に立候補した河野デジタル相が裏金事件で不記載があった議員に対し返金を求める考えを示したことについて「(自民党の)裏金問題への対応は極めて不徹底だった。党内でもっと厳しい議論をやるべきで、そういう総裁選であってほしい」と指摘した。その上で野田氏は「河野氏からそういう提案が出たことは良いと思うし、他の人ももっと言うべきではないか」と述べた。

一方、立憲民主党で当選1回の吉田晴美衆院議員が、代表選に出馬する意欲を示したことについて野田氏は「私も2002年に民主党の代表選挙に当選2回でチャレンジした。是非頑張ってチャレンジして欲しい」と歓迎する姿勢を示した。

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