アメリカを訪問中の岸田首相は、議会の上下両院合同会議での演説で、日米がグローバルパートナーとして自由で開かれた国際秩序や平和を守っていく決意を強調した。
そして岸田首相は、FNNの単独インタビューに応じた。
アメリカ議会での日本の総理大臣の演説は9年ぶりで、岸田首相は大きな拍手で迎えられた。
岸田首相「日本の国会では、これほどすてきな拍手を受けることはまずない。現在の中国の対外的な姿勢や軍事動向は日本の平和と安全だけでなく、(国際社会全体の)平和と安定にとっても、これまでにない最大の戦略的な挑戦をもたらしています。日本はすでに、アメリカと肩を組んで共に立ち上がっています。米国は独りではありません。日本は米国と共にあります」
岸田首相は、アメリカが引き続き、国際秩序の維持に取り組む重要性を訴え、日本もグローバルパートナーとして協力していく姿勢を強調した。
その後、岸田首相は、日米にフィリピンを加えた3カ国での初の首脳会談に臨んだ。
岸田首相「自由で開かれた国際秩序の維持強化に向けて、大きく前進させる歴史的な会合になると思っています」
会談では、尖閣諸島周辺や南シナ海での中国の一方的な現状変更の試みに反対し、自衛隊とアメリカ軍・フィリピン軍の海上共同訓練を拡充するなど連携の強化に合意した。
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