FNNがこの週末に実施した世論調査で、9月に行われる自民党総裁選に関し、最も総裁にふさわしい人を聞いたところ、小泉元環境相が22％を超え、続いて石破元幹事長が21％台と続きました。

総裁選に向け、世論調査の結果は自民党内でどう受け止められているのでしょうか。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・木村祐太記者が中継でお伝えします。

小泉氏と石破氏がトップを争う結果となったことに、あるベテラン議員は「これが世の中の空気感だ」と話しています。

小泉氏の周辺は「進次郎が出馬表明したら一気に流れができる」と自信をのぞかせているほか、別の議員を支援する若手議員も「国民は刷新感に期待しているんだと思った」と話しています。

一方で、「政策を見てから判断する」といった冷静な意見も少なくなく、「本格論戦が始まればまた流れが変わるだろう」との声もあります。

26日は午後2時から、河野デジタル相が立候補会見を行うほか、26日午前11時半前、出馬の意向を固めている林官房長官が久しぶりに会見しましたが、この場では出馬への言及を控えました。

林官房長官：
私自身の件も含め、自民党の総裁選についてのコメントは差し控えたい。

また、上川外相は調査で5位に食い込んだことは「大変うれしい」と述べ、推薦人確保を急ぐ考えを示しました。

今回は候補者の乱立により、世論が反映されやすい党員票が勝敗を分ける可能性があります。

そのため、小泉氏と同じ40代の小林鷹之氏の周辺は「露出を増やし、知名度を上げないといけない」と話すなど、調査結果は各陣営の戦略にも影響を与えそうです。

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