5月26日投開票の静岡県知事選挙を巡り共産党静岡県委員長の森大介氏が25日、党公認で出馬すると表明した。元県副知事の大村慎一氏、前浜松市長の鈴木康友氏に続く3人目の立候補予定者となる。森氏は同日、記者団に対しリニア中央新幹線の工事中止や浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)を再稼働させないなどの政策を訴えるとした。
森氏は「国・大企業にしっかりモノを言う県政へ」を選挙戦のスローガンとした。県が遠州灘海浜公園篠原地区(浜松市)に整備予定の新野球場構想にも反対する考えを示した。県民のくらし優先を主張し、最低賃金の引き上げや、医療・福祉などの労働者の待遇改善などを掲げた。
森氏は静岡県藤枝市出身の55歳。日本福祉大学社会福祉学部を卒業後、共産党機関紙「しんぶん赤旗」の記者や、党県書記長などを経て4月から県委員長を務める。共産党県委員会は川勝平太知事の辞意を受けて市民団体を通じて擁立候補を探ったが断念。森氏を独自の公認候補とした。
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