立憲民主党の泉代表は25日、自民党総裁選への出馬を表明した議員らの政治改革に関する発言に対し、「やったふり、刷新感の流行だ。今になって言い始めた」と批判した。
滋賀・大津市で記者団に取材に応じた泉氏は、再選を目指す9月の立憲代表選に加え、同時期に行われる自民総裁選についても言及し、「やったふり、刷新感のはやりという状態だ」と指摘。
総裁選への出馬表明をした小林鷹之前経済安保相は、前の国会で成立した改正法による「政策活動費」の10年後の使途公開について、期間の短縮を提案しているが、泉氏は「あなたたちが賛成したから法案が通っている」とかみついた。
そして、「“裏金議員”に“免罪符”を与えておいて、総裁選だから、政治改革をあたかも進めるように見せるやり方に過ぎない」と批判。
さらに泉氏は、前日に出馬表明した石破茂元幹事長の政治改革をめぐる発言も同様だとして、「今から言うなって話だ。あの時、本気で真剣に戦ってください」と述べた。
そのうえで、「自民党の中身のない政治改革法案に、あなたは戦わず、賛成した」と非難し、「国民の皆さん、ぜひ差し引いて考えて」と呼びかけた。
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