岸田首相は24日、福島県いわき市で記者団に対し、福島第一原発2号機の燃料デブリ取り出し作業がミスで中断したことについて、「作業の初日に中断したことは重く受け止めている」と述べた。

福島第一原発2号機では、22日、事故で溶けた燃料などが冷えて固まった燃料デブリの試験的な取り出し作業が予定されていたが、手順の誤りが発覚し中断された。

岸田首相は、「23日に斎藤経産相から東京電力の小早川社長に対し、作業中断の要因を確認し、東京電力自身が責任を持って緊張感を持って必要な対策を講じるよう強く求めた」と説明した。

さらに岸田首相は、「福島復興の前提となる福島第一原発の安全かつ着実な廃炉に、国が全面に立って取り組んでいく」と強調した。

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