県産品などの販路拡大を支援する愛媛県の営業本部の昨年度の成約額が、280億円を超え過去最高になったことが11日に発表されました。

県の営業本部の昨年度の営業実績は速報値で発表されました。県産品などの成約額は281億7000万円あまりと、前の年度から14%程UP。年間目標の260億円を約20億円上回り過去最高を更新しました。

要因は水産物が円安を背景にアメリカ向けの輸出が増えたほか、大手すしチェーンで取扱いが拡大したためとし、水産物だけで約20億円増えています。

また来年開催予定の「大阪・関西万博」の会場建設で、県産の木材の取扱いが大幅に伸びたことも売上を押し上げたとしています。

中村知事は今年度の成約目標を290億円に引き上げ、新たなブランドかんきつ「紅プリンセス」のPRや、欧米など海外販路のさらなる拡大などに取り組む方針です。

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