自民党の総裁選挙は10人を超える名前があがる混戦模様となっていますが、19日午後、正式に立候補を表明する小林鷹之前経済安全保障担当相が、19日、FNNの単独インタビューに応じました。

国会記者会館からフジテレビ政治部・門脇功樹記者がお伝えします。

推薦人確保のめどを付け、一番乗りで出馬表明する小林議員ですが、側近議員は、その狙いについて「先手必勝だ」と話しています。

早朝から国会内の事務所で詰めの打ち合わせを行っている小林氏は、単独インタビューに「他の先輩議員が多分出て来られると出馬されると思うが、胸を借りるつもりでいい議論ができたらいいなと思う」と意気込みを語りました。

当選4回の小林氏は、解散した安倍派や二階派の中堅・若手議員の一部が支持していて、午後2時からの会見には同期の議員を伴う予定です。

一方、上川外相が19日、公務でのインド訪問に先立ち、記者団の取材に応じ、「(議員)一人一人に電話かけをさせていただいておりまして、手応えを感じているという状況であります」と述べました。

上川氏は、立候補に意欲を示している林官房長官と同じ旧岸田派ですが、「今、派閥は存在しない。派閥という枠組みの中で考えていない」と述べました。

また、斎藤経産相も記者団の取材に応じましたが、周囲から期待を寄せられているとしつつ「真剣な声をしっかり受け止めたい」と述べるにとどめました。

推薦人20人を集められなければ立候補できないため、各陣営の駆け引きや調整も焦点となります。

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