岸田文雄首相は15日、4〜6月期の名目国内総生産(GDP)が年換算で初めて600兆円を超えたことについて「賃上げと投資がけん引する成長型経済への移行を示す数字だ」と語った。「今後とも経済の動向をしっかりと注視していきたい」と述べた。

首相官邸で記者団の質問に答えた。名目GDP600兆円に関して「安倍政権時代の2015年に目標を掲げ、9年越しで達成できた」と強調した。

首相は名目GDPが1973年度に100兆円を超え、4〜5年ごとに100兆円刻みで増えてきたと指摘した。日本経済の低迷に触れ「92年度に500兆円を超えた後は足踏みが続き、32年かかって600兆円を超えた。こういう道のりをたどってきた」と意義を訴えた。

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