岸田首相の不出馬の表明を受けた自民党内の動きについて、党本部前から、フジテレビ政治部首相官邸キャップ・瀬島隆太郎記者がお伝えします。

電撃的な退陣表明後、岸田首相は官邸にこもったままですが、自民党内では総裁選を意識した動きが早くも活発化しています。

岸田首相が率いた派閥では、幹部の小野寺元防衛相が急きょ、地元から東京都内に戻り、総裁選への対応を協議する考えを示しました。

小野寺元防衛相:
旧宏池会(旧岸田派)の今の座長が林座長ですので、情報交換を今日したい。

また、派閥横断の若手議員らも協議する方向で調整しています。

一方、石破元幹事長は14日午後、訪問先の台湾で総裁選出馬への強い意欲を示しました。

石破元幹事長:
一緒にやろうという人が(必要な推薦人の)20人いれば、ぜひとも総裁選挙に出馬したい。

また、これまで政権を支える立場だった茂木幹事長の周辺からは、「これで堂々と戦える」との声が上がっています。

ある非主流派の重鎮議員は、現職が不出馬に追い込まれたことで、国民からの支持が高い人という流れになるだろうとの見方を示していて、誰が立候補するのか駆け引きが激しくなりそうです。

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