岸田首相が臨時の記者会見を開き、9月に行われる、自民党の総裁選挙に立候補しないことを表明しました。

岸田首相:
自民党が変わることを示す、最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。私は来たる総裁選には出馬いたしません。

午前11時半からの会見で、岸田首相は、政治とカネの問題をめぐり、「残されたのは自民党トップとしての責任だ」「組織の長として責任を取ることにいささかの躊躇(ちゅうちょ)もない」と述べました。

不出馬については、事件の「発生当初から思い定め、心に期していた」としつつ、14日に表明したのは「当面の外交日程に一区切りがついた」からだと説明しました。

岸田首相:
総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを、一兵卒として支えていくことに徹してまいります。

また、総裁選について「『我こそは』と積極的に手を挙げて、真剣勝負の議論を戦わせて欲しい」と要望を述べました。

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