参院予算委員会で自民党の長谷川英晴氏の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2024年4月24日午後1時4分、平田明浩撮影

 岸田文雄首相は24日の参院予算委員会で、28日に投開票される衆院3補欠選挙の結果について「私への(有権者の)判断も含まれる」との見解を示した。立憲民主党の蓮舫氏への答弁。

 首相は補選での有権者の判断について「私の政治に対する姿勢も評価の対象として入っていると認識している」と言及。選挙の勝敗は「地元の事情をはじめ多くの要素が含まれている」としつつ、「結果はまだ予断を持って申し上げる段階ではないが、結果について冷静に分析をし、今後に生かしていく努力は重要だ」と語った。

 また、蓮舫氏が3補選のうち2選挙区で自民党が公認候補を擁立しなかったことを挙げて「(首相は)火の玉となって国民の信頼回復に取り組むと言っていた。2選挙区では国民の審判から逃げて『不戦敗』となった。火の玉はもう燃え尽きたのか」と迫ったのに対し、首相は「燃え尽きてはいない。信頼回復に向けての取り組みは道半ばだ」などと答えた。【樋口淳也】

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