立憲民主党の枝野前代表が9日、記者団の取材に対し、泉代表の任期満了に伴う代表選挙に立候補する意向を表明した。

枝野氏は政治の現状について「今、日本は政治の新しいステージへと進んでいかなければならない大きな分岐点にある。足踏みを続けて社会と経済の変化に取り残された政治を時代に合わせてアップデートすることが急がれる」と指摘した。

その上で「大きな時代状況、時代認識の中で逃げることなくその転換の先頭に立ち、次の世代がその力を最大限に発揮できるようバトンを引き継ぐ。それが私に課せられた使命であると考えるに至った。

立憲民主党の代表選挙と同時期に自由民主党の総裁選挙も行われる。与野党を超えて、これから10年、20年それ以上にわたる政治の大きな方針と、それを実現するリーダーシップを国民の前で競い合う9月にしなければならない。私なりの選択肢を示し、広く国民の皆さん、直接的には党員・サポーターの皆さんに問いたいとの思いから出馬を決意した」と述べた。

具体的な政策などは21日に正式な出馬会見を開く際に明らかにするという。

立憲の代表選挙は、9月7日に告示、23日に投開票が行われる。

枝野氏のほか、泉代表が再選に向けて準備を進めていて、野田元首相や小川前政調会長の立候補を期待する声も出ている。

さらに馬淵元国交相や重徳衆議院議員の名前もあがっていて、20人の推薦人確保をめぐる駆け引きが今後本格化する。

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