林芳正官房長官は8日の記者会見で、岸田文雄首相が9〜12日にカザフスタンとウズベキスタン、モンゴルの3カ国を訪問すると発表した。9日にカザフスタンで開く中央アジア5カ国との首脳会議について「これまで築いていたパートナーシップ、互恵的協力をさらに深化させる」と述べた。

首脳会議は共同声明を発表し、脱炭素や人づくりなどに重点を置いた「新たなイニシアチブを立ち上げる予定だ」と明らかにした。カザフスタンやウズベキスタンを含めた各国との2国間の首脳会談も予定する。

モンゴルとの首脳会談について林氏は「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップに基づく多層的な協力の進展を確認する予定だ」と語った。北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けた協議をするかとの問いには「調整中であり現時点で予断を持って答えることは控える」と述べるにとどめた。

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