九州電力は、定期検査中の鹿児島県薩摩川内市の川内原発1号機について、検査のために取り出した核燃料を再び原子炉へと戻す「燃料装荷」を報道陣に公開しました。

薩摩川内支局・牧瀬大輔記者
「燃料集合体を運ぶクレーンが原子炉容器へ向け、ゆっくりと移動していきます」


九州電力が6月14日から実施している川内原発1号機の定期検査では、原子炉本体や非常用設備など、120項目が検査される計画となっています。

7日は検査のために取り出され、使用済み燃料プールに保管されていた燃料集合体を、再び原子炉に戻す「燃料装荷」の作業が報道陣に公開されました。


九州電力によりますと、今回の検査で157体ある燃料集合体のうち、44体が新しく取り換えられたということです。

川内原発1号機は今後、検査が順調に進めば8月下旬には発電を再開し、その後、最終的な検査を経て、9月下旬に通常運転に復帰する見通しです。


川内原子力発電所・松崎崇次長
「ミスが起こると定期検査の工程が延びるし、発電にも影響が出る。工程にとらわれることなく、作業を丁寧に一つ一つやっていく」

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