広島は6日、原爆投下から79年を迎え、平和記念式典に出席した岸田首相は、「核兵器のない世界」の実現に向けた決意を改めて述べました。

平和記念式典は広島市で午前8時から始まり、世界109カ国の代表など、約5万人が参列しました。

岸田首相:
「核兵器のない世界」と恒久平和の実現に向けて、力を尽くすことを改めて誓います。

岸田首相は式典後、広島市内のホテルで被爆者団体の代表らと面会しました。

被爆者らは、日本やアメリカなどが参加していない核兵器禁止条約への署名・批准を要望し、それができない場合は2025年に開かれる締約国会議にオブザーバーとして参加するよう求めました。

これに関し、岸田首相は記者会見で「日本政府としては、核兵器(保有)国を具体的に巻き込み動かしていかなければ、現実は変わらないという考え方に基づいて、取り組んでいかなければならないと思っています」と参加に否定的な考えを示しました。

立憲民主党・泉代表:
立憲民主党としてはオブザーバー参加、必ずやっていくという姿勢です。

一方、立憲民主党の泉代表は、「広島出身の総理として残念だ」と岸田首相の姿勢を批判しました。

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