7月の大雨で大きな被害を受けた地域の復旧に向け、秋田県の佐竹敬久知事は6日に上京し、激甚災害の指定など、国に支援を求める考えを示した。

7月24日からの大雨の被害額は、8月5日午前8時半時点で、河川や道路などの公共土木が114億円以上、農林水産関係は56億円余りとなっている。全てを把握するまでにはまだしばらくかかり、復旧にかかる費用は膨らむ見通しとなっている。

この状況を受け5日、佐竹知事は、6日に農林水産省など国の関係省庁を回り、できるだけ早く「激甚災害」に指定するよう復旧に向けた支援を求める方針を示した。

 佐竹知事:
「激甚は激甚だが、その他の支援のパターンがたくさんあるので、個別に各省庁で、激甚と関係あるなしにかかわらずできるものがあるので、これをお願いする」

激甚災害に指定されると、復旧事業費に対する国からの補助率が引き上げられる。

なお、佐竹知事は5日の午前中に医師から「帯状疱疹(ほうしん)」と診断され、6日の要望活動以降の今週の公務は、副知事と調整することにしている。

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