日本原電敦賀原発2号機について、国の原子力規制委員会は2日、原子炉真下の活断層の存在を否定できないとする考えを変えず、再稼働を認めない判断を決めました。

敦賀原発2号機を巡り原子力規制委員会の審査チームは、およそ9年にわたり審議や調査を続け、31日、委員会に原子炉真下の活断層の存在を否定できないという趣旨の結果を報告しました。

これを受け、2日は山中伸介委員長らが日本原電の村松衛社長から意見を聞きました。

村松社長は追加調査の計画案を示し、再稼働に向けた審査継続を求めましたが、委員からは「原電の計画案は具体性に乏しく調査期間も不明瞭」「審査チームの結論は変わらない」などとして審査を打ち切り、再稼働を認めない最終判断を決めました。

この決定に原電の村松社長は敦賀2号機は廃炉にせず、再稼働の再申請を目指すと強調しました。

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