3月、南シナ海のアユンギン礁でフィリピンの補給船に放水する中国艦船=ロイター

【マニラ=共同】フィリピン軍は2日、海軍フリゲート艦「ホセ・リサール」と海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が南シナ海で同日に通信訓練や戦術運動の合同演習を行ったと発表した。中国軍艦2隻の追尾を受けたが、演習は計画通り実施。日比2カ国間で初の「海上協同活動」と位置付け、「自由で開かれたインド太平洋」に向けた取り組みの一環だとしている。

南シナ海で中国の威圧にさらされるフィリピン軍は昨年11月以来、南シナ海で米軍やオーストラリア軍と巡回を含む海上協同活動を繰り返し実施。4月には日米比豪、6月には日米比カナダでそれぞれ4カ国間の海上協同活動も行っていた。

4月の日米比首脳会談では海上協同活動を推進するとうたっていた。フィリピン軍は7月31日にも南シナ海で米軍と巡回を含む海上協同活動を行った。

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