■火葬場建設工事をめぐり業者から7500万円の賄賂を受け取った罪

奈良県御所市の火葬場の建設工事契約をめぐり建設会社から現金7500万円の賄賂を受け取った罪に問われている元市議の裁判で、元市議は「賄賂として受け取ったものではない」と起訴内容を否認しました。

小松久展(71)被告は、御所市の市議会議員だった3年前、市が発注する火葬場建設工事の契約をめぐり、建設業者の不正を知りながら議会で契約に関する議決に賛成し、業者からあわせて7500万円の賄賂を受け取った罪に問われています。

■「借りたもので賄賂として受け取ったものではない」

23日の初公判で小松被告は起訴内容について、あわせて6000万円を受け取ったことは認めるも、「借りたもので賄賂として受け取ったものではない」と起訴内容を否認。
弁護側は、違法捜査であるとして、無罪を主張しました。

一方、検察側は、小松被告は受注調整していることを知りながら議会で賛成し、一連の行為の謝礼金として7500万円を受け取ったと指摘しました。

小松被告は、おととし10月に市議会で辞職勧告が決議され、1年以上経ったことし1月に辞職願を提出して許可されました。

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