自民党の憲法改正実現本部は2日、衆参両院の憲法審査会メンバーらによる5回目の作業部会を開き、国会議員の任期延長に関する緊急事態条項について、衆参の認識が大筋で一致した。

大規模災害などに対応する緊急事態条項は、自民党の4項目の憲法改正案の一つ。

議員任期の延長は、国会は開けるものの、選挙の実施が難しい状況が長期化した場合などに、国会議員の任期が切れて国会の機能が維持出来なくなる事態を避けることが目的だ。

参院側では、憲法で定める「参院の緊急集会」との整合性を欠くとの異論も一部で出ていた。

会合後、古屋圭司本部長は記者団に対し、「自民党の中で衆院と参院の意見を一致させるということでやってきた。緊急集会の考え方など、ほぼ意見は一致した」と説明した。

そして、「5日に最終的なとりまとめをする」と述べた。

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