9月に行われる立憲民主党の代表選挙をめぐり、野田佳彦元首相と、小沢一郎衆院議員が31日、東京都内のホテルで会談した。両者は7月19日に約8年ぶりに会食していて、わずか12日後に2度目の会談を行った形だ。

両者は共に党内にグループを持ち、野田氏には党内で代表選出馬を期待する声があり、泉代表の続投に反対を唱えている小沢氏は、代表選で推せる候補を模索している。

会談後、小沢氏は記者団に対し、「今度の総選挙は、最大で最後のチャンス。何としてもお互い力を合わせて、政権を取ろうということを再確認した」と述べた。

その上で小沢氏は、9月の党代表選の対応について「私も彼も、まだグループ内外の意見をいろいろ聞いている段階だ」と述べ、野田氏が代表選への態度をまだ決めていないことを明かした上で、お盆明けには方向性を決める方針で一致したという。

一方、再選に向けて代表選出馬の準備を進めている泉代表は31日、記者団の取材に応じ、「次の代表選、さまざまな声が上がる時期になっているので、よく聞いて受け止める」とした上で、「これまでの歩みを振り返って、改めて次の立憲民主党に何が必要かの答えを自分自身として出していきたい」と語った。

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