松江市鹿島町の島根原発での万一の事故に備え、鳥取県独自の取り組みとして船を使った海上からの避難訓練が、31日に境港などで行われました。

鳥取県では、島根原発での万一の事故に備え、島根県などとの合同訓練に加え、毎年県独自の訓練を続けていますが、今回は能登半島地震を踏まえ、港が壊れて大型船が入港できない事態を想定して、小型船を使った海上避難の訓練を企画しました。
海上自衛隊から派遣された船舶を使って、避難者役の参加者をまずは小型船に収容し、その後、沖合に待機する大型船をめざして出港しました。そして避難者は、洋上で船を乗り換えて目的地の鳥取港に向かいました。

原子力災害からの避難について、鳥取県ではあくまでバスなど自動車での避難を中心としていますが、こうした船での避難も補完的な手段として重要だと位置づけていて、訓練や検証を続ける意向です。

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