阿武隈川流域の治水対策として整備が進められている国の事業をめぐり、福島県の地元の自治体が要望書を提出した。

7月30日、福島河川国道事務所に移転補償や田園風景の維持などを求める要望書を提出したのは、阿武隈川上流に位置する福島県の鏡石町・矢吹町・玉川村の3つの自治体。
このエリアには、洪水時に水をためて下流の被害を防ぐ“遊水地”の整備が計画されていて、約150世帯が移転の対象になっている。

これは5年前の東日本台風の際に、阿武隈川流域で堤防の決壊などが相次いだことを受けて、国が進める治水対策の一環。
売買契約が完了したのは、現在約2割で、国は秋にも着工し2028年度の完成を目指している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。