岸田文雄首相

 岸田文雄首相は22日、米インド太平洋軍のアキリーノ司令官と首相官邸で会談した。首相は10日の日米首脳会談など米国公式訪問に触れ「日米はグローバル・パートナーとなっている。米国とともに地域と国際社会の平和と安定に責任を果たす用意があることについて、日本の決意を強く打ち出した」と説明。アキリーノ氏は「日米同盟の重要性はかつてないほど高まっている。自由で開かれたインド太平洋を実現するため、米国のインド太平洋地域への揺るぎないコミットメント(関与)を示していきたい」と応じた。

 アキリーノ氏は会談で、伊豆諸島・鳥島東の海域で海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が墜落した事故への弔意を表明。会談後、記者団に「米軍でできる支援があれば何でもする用意があると(防衛省側に)伝えた」と語った。【安部志帆子】

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