愛媛県松山市の観光のシンボル・松山城は土砂崩れの影響で休止している営業を7月31日に再開します。松山市が30日に発表しました。再開まで1カ月程度かかるとの見込みから前倒しされ、かき入れ時に間に合った形。地元の商店街や観光客からは喜びの声が上がっています。

野志市長:
「あす7月31日水曜日から松山城天守、松山城山ロープウェイ・リフト、喜与町駐車場の営業を再開し、4つの登城道の通行止めを解除します」

松山城は石垣の安全性を確認するボーリング調査のため、松山市が1カ月程度の営業休止を見込んでいたものの調査で異常が見つからなかったため、当初の予定を前倒しして営業再開を決めました。

再開するのは、安全が確認された天守のほかロープウェイやリフト、4つの登城道です。一方、道路下の斜面が崩れた緊急車両用道路など一部エリアにフェンスを設置して立ち入り禁止にするほか、24時間体制で地すべりを監視します。

野志市長:
「安全が確認をされましたので、暑い中にはなりますけれども、熱中症に気を付けながら松山城を楽しんでいただけたら」

この再開決定の知らせに、観光客からも喜びの声が上がっています。

千葉県からの家族連れ観光客:
父「あしたからなんですか。あしたからか…ママあした松山城見れるんだって」
母「え!そうなの」
娘「あした見てみたい。お城」

観光客の激減で打撃を受けたロープウェイ商店街の店も再開前倒しの知らせに「えっ」と驚き、観光客の回復に期待を示しました。

ロープウェイ街のかき氷店:
「今最近、人がいないのでにぎやかになるのはうれしい。かき氷屋なので暑い方を涼ませて、また活気づいていったらうれしい」

ロープウェイ街の鯛めし店:
「そうなんですね。思ったより早かった。(再開は)お盆前かなと思ってたんですけど。(お客さんが)また戻って来てくれるのを期待するばかりです」

夏休み本番のかき入れ時。松山城の営業再開の前倒しに、地元はにぎわいの回復を期待しています。

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