自民党の石破茂元幹事長は29日のBS-TBS番組で、選択的夫婦別姓の導入に向けた議論を進めるべきだとの考えを示した。「別姓でいけることを法的に担保することは大事ではないか」と語った。「やらないという理由がよく分からない」とも述べた。

自民党は今月から議論を再開したが、党内の意見の隔たりは大きく意見集約のメドはたたない。石破氏は「議論して前に進めていかないといつまでたってもこのままの状況は打破できない」と強調した。「別姓になると家庭が壊れるという話は聞いたこともない」と話した。

秋の党総裁選への出馬の意向に関し明言を避けた。日本に求められるリーダーの条件を問われ「現状を的確に把握し先送りしないことだ」と答えた。安全保障や経済、社会保障を例に挙げ「ばらまきや先送りではどうにもならない」と主張した。

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