記念写真に納まる(左から)インドのジャイシャンカル外相、上川陽子外相、岸田首相、豪州のウォン外相、ブリンケン米国務長官(29日、首相官邸)

岸田文雄首相は29日、米国、オーストラリア、インド3カ国の外相と首相官邸で面会した。日米豪印は幅広い分野で協力する枠組み「Quad(クアッド)」を形成する。岸田首相は「今後も日米豪印4カ国の様々なレベルで緊密に協力していく」と伝えた。

クアッドは法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」を掲げる。岸田首相は「国際情勢が不透明感を強める中、原則や基本的な価値を守り抜くため、連携の重要性が高まっている」と強調した。

面会はブリンケン米国務長官、オーストラリアのウォン外相、インドのジャイシャンカル外相が出席した。3外相からもルールに基づく自由で開かれた国際秩序を強化することの重要性を岸田首相に伝えた。クアッドは同日、外相会合を都内で開いていた。

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