福島県葛尾村の帰還困難区域について、村は2025年春にも避難指示の一部解除を目指すことになった。

7月28日葛尾村で住民説明会が開かれ、帰還困難区域に指定された野行(のゆき)地区について、2025年春にも避難指示の一部解除を目指す方針が示された。

野行地区は、2022年復興拠点の避難指示が解除されたが、まだ地区の9割以上を帰還困難区域が占めている。今回は、そのうちの約17.5ヘクタールを風力発電所の事業用地として利用。住民の生活が想定されない土地活用に向けて、「復興拠点」以外の避難指示を解除する「土地活用スキーム」を適用する方針だ。

葛尾村の篠木弘村長は「葛尾村の本格的な復興再生に向けた1つの大きな第一歩であると考えております」と述べた。
この「スキーム」による避難指示の解除は、飯舘村に続き2例目。

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