大石知事の政治資金をめぐる疑惑について、県議会は8月5日に全員協議会を開き、知事に詳しい説明などを求めることを決めました。

午前8時、県庁の前に市民団体「民主長崎県政をつくる会」のメンバー約30人が集まりました。

パネルや横断幕を掲げて大石知事に対し、政治資金をめぐる疑惑について真相を話し、責任を明確にするよう求めました。

民主長崎県政をつくる会 山下優子 事務局長
「法律を守るべき知事が法律違反をするということになると大変問題になるし、県政全体に混乱を招いていると思うので一刻も早く明らかにしてほしい」

大石知事は2022年の後援会の収支報告書で現職の県議側から286万円を借り入れたと記載していたことが、政治倫理上の問題があると指摘されていました。

7月17日には非公開で県議会の各派代表者会議で経緯などを説明しています。

しかし議員側は説明が足りないとして、8月5日に開く全員協議会の場で大石知事に再度、説明を求めることを26日の議会運営委員会で決めました。

江 真奈美 議運委員長
「私を含めた全議員が一歩深まったところの答弁を求めている」

知事は収支報告書を「借り入れ」から「寄付」に変えるとしていますが、議員側は経緯などを質す考えです。

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