NHKは、7月の東京都知事選の政見放送について、テレビ、ラジオともに過去最長だったことを明らかにした。テレビは10時間43分、ラジオは10時間44分だった。過去最多の56人が立候補し、そのうち51人が出演したため長時間に及んだ。

稲葉延雄会長は24日の定例記者会見で、政見放送のあり方は「国会での議論が必要」とした。その上で、政治団体「NHKから国民を守る党」の候補者を念頭に「選挙で選ばれて仕事をしようとする人が受信料を払わないなど、法に触れることを推奨するのは問題がないのか」と疑問を呈した。都知事選では不適切なポスターや都政と関係のない主張をする政見放送が物議を醸した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。