岸田文雄首相(自民党総裁)は21日、訪問先の島根県で5回にわたって移動の車から降り、居合わせた住民らとの握手や写真撮影に応じた。首相が予定外の場所で「途中下車」を繰り返すのは異例で、28日投開票の衆院3補欠選挙で唯一の「白星」が懸かる島根1区で、1票でも上積みを図りたいとの思いが表れたとみられる。

衆院補欠選挙の応援で島根1区入りし、手を振る岸田首相(21日午後、島根県奥出雲町)=共同

首相は鳥取県の米子空港到着後、党の「政治刷新車座対話」が開かれた島根県安来市の会場に向かう途中、松江市のコンビニエンスストア前など5カ所で車を降りた。〔時事〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。