記者会見で質問者を指す林芳正官房長官=首相官邸で2024年7月22日午前10時59分、平田明浩撮影

 林芳正官房長官は22日午前の記者会見で、米大統領選からの撤退を表明したバイデン大統領について「2021年の就任以来、米国内外のさまざまな課題に精力的に取り組まれ、日米関係の一層の強化を導かれた」と功績をたたえた。

 同盟関係を重視してきたバイデン氏の退任による影響については「同盟国である米政府がいかなる政策をとるかは、我が国にとって重要な関心事項だ。平素から日米間で緊密な意思疎通を続けると同時に、米国内における情勢を注視している」と説明。その上で、「重要なことは大統領選の結果にかかわらず、今後生じるさまざまな事態に対応し、米政府と必要な政策上の調整を行っていくことであり、今後とも米政府と意思疎通を緊密に行っていく」と強調した。【鈴木悟】

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