岸田首相と公明党の山口代表は19日、首相官邸で会談し、秋の自民党総裁選や公明党の党大会を前に、公職選挙法の改正に関する課題を整理していくことを確認したと明らかにした。

会談後、山口代表は記者団の取材に応じ、「秋にかけての政治課題について、互いに認識を一致させながら政府与党でしっかり臨んでいくことを確認した」と述べ、公選法の改正については「衆院東京15区補選で問題となり、東京都知事選でも更なる課題が生じた。これらに対応するためにまずは自民党・公明党で課題を整理して、法改正に臨めるようにしていこうということだ」と述べた。

今後の日程については「秋に自民党の総裁選挙、公明党は党大会等もあるが、いずれ秋の臨時国会が行われるので、各党の党大会あるいは裁選に関心が集中する前に、その目途を立てておこうというスケジュール感だ」と語った。

自民党と公明党は19日、東京都知事選での選挙ポスターをめぐる問題や、4月の衆院補選での選挙妨害事件などを受けて、公職選挙法の改正に向けた実務者協議の初会合を開いている。

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