【ビラサンジョバンニ=共同】上川陽子外相はイタリアでの主要7カ国(G7)貿易相会合出席に合わせ、16日のイタリアの経済紙ソレ24オレに寄稿した。

機能不全が目立つ世界貿易機関(WTO)の改革について「G7が主導する必要がある」と強調。「経済的威圧」を強める中国を念頭に、経済安全保障分野での連携強化の重要性も指摘した。

G7貿易相会合は16〜17日、南部ビラサンジョバンニで開催。上川氏は「WTOを中心とした多角的な貿易体制は世界の安定と成長の基盤だ」と訴えた。

中国による政府の補助金を背景とした過剰生産の問題などを踏まえ「公正な競争を確保することが不可欠だ」と主張した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。