次の衆議院議員選挙に出馬を予定している秋田県大館市の福原淳嗣市長が12日、退職申出書を提出した。辞職に伴う市長選は8月下旬以降に行われる見通し。

12日午後1時半ごろ、大館市の福原淳嗣市長は、市議会の武田晋議長に退職申出書を提出するために正副議長室を訪れた。

 大館市・福原淳嗣市長:
「このたび、一身上の都合により、令和6年8月31日をもって退職いたしたく、申し出いたします」

福原市長は市出身の56歳。大館市議会議員を2期務めた後、2015年の市長選で初当選し現在3期目。次の衆院選で秋田2区に自民党公認候補として出馬する予定。

次の衆院選に向けての心境について福原市長は、「正直に申し上げると、並大抵の覚悟では自民党は国民の信頼を勝ち得ることは非常に難しいと思う。戦後の日本を引っ張ってきた自民党を取り戻すためだったら、市長の職を辞することは意義があること。たとえ負けても挑戦するという覚悟を今は持っている」と語った。

武田議長は、週明けにも市選挙管理委員会に通知するとしている。

公職選挙法では、選挙管理委員会は通知を受け取った日の翌日から50日以内に選挙を行わなければならないと定められていて、市選管は来週にも委員を招集し、大館市長選の日程を決める。なお、投開票日は8月下旬以降になる見通し。

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