裏金問題の逆風に苦しむ自民党は、東京都知事選挙で支援した小池氏が勝利したものの、危機感を募らせています。国会記者会館から、フジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。

8日午後、岸田首相が取材に応じ、補選での惨敗について、「結果を真摯に受け止めたい」と述べました。

岸田首相は8日、視察に訪れている愛知県で取材に応じ、補選については「それぞれの地域の課題について議論が行われるものだ」としながらも、「結果については真摯に受け止め今後に生かしていかなければならない」と述べました。

補選では、自民党が8つの選挙区で、2勝6敗と惨敗し、党内では「次の衆院選でも裏金問題が影響することがはっきりした」と危機感が高まっています。

一方、都知事選では、石丸氏が無党派層の票を集めて躍進したことに、ある自民議員は「自民も立憲もダメという人が投票した。既成政党への不信感の表れだ」と、自民離れが進むことへの不安が広がっています。

また今回、ポスト岸田をうかがう茂木氏、石破氏らが応援に入りながら惨敗したことで「自民党への不信感は深刻だ」として、9月の自民党総裁選に向けても影を落としそうです。

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