東京都知事選に立候補した石丸伸二前市長の辞職に伴う広島県安芸高田市長選が7日投開票され、無所属新人で元郵便局長の藤本悦志氏(51)が初当選した。藤本氏は市議会との対立を繰り返した石丸氏の政治手法を批判。石丸市政を評価し「継続と改善」を訴えた無所属新人で元市議の熊高昌三氏(70)ら3人を退けた。

投票率は58.07%で、前回選を1.09ポイント上回った。

藤本氏は「対話からの前進」を掲げた。石丸氏と対立した市議の多くが支援。6月30日の出陣式には、市を含む衆院広島3区選出で公明党の斉藤鉄夫国土交通相ら与野党の国会議員や地方議員が駆け付けた。

熊高氏は市議として石丸氏と協調路線を取ってきた。「石丸市政の継続と、市民を置き去りにしない改善が必要だ」と主張したが及ばなかった。〔共同〕

安芸高田市長選開票結果  
当  6746藤本 悦志 無新
  4541熊高 昌三 無新
  1216赤津誠一郎 無新
   106森谷 公昭 諸新
〔共同〕

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