自民党県連は23日、選挙対策会議を開き、2025年夏の参議院議員選挙について元県議の大内理加さんの擁立を決めた。大内さんの参院選への挑戦は2回目で「参議院の1議席を確保し、県民の声を政権与党を通して届けていく」と意気込みを語った。

自民党県連が2025年夏の参院選への擁立を決めたのは、元県議で党特別参与の大内理加さん(61)。23日の選挙対策会議で、満場一致で決まった。
大内さんは山形市出身で、2021年の知事選と2022年の参院選にそれぞれ出馬し落選している。参院選への挑戦は2回目。

(大内理加氏)
「残念ながら山形は参議院の2議席とも野党が占めている。しっかり議席を一つ確保して、政権与党を通して県民の声を国会に届けていかなければいけない」

大内さんは会議後の会見で「県内の1番の課題は人口減少、国の政策に県民の声を反映させることが必要」と話した。
また自民党派閥の政治資金パーティ裏金事件を挙げ、次のように述べた。

(大内理加氏)
「県議時代に政務活動費について、また政治資金の透明性について当選当初から力をいれてきた。国政でも国民目線・県民目線の意見を申し上げていきたい」

自民は2016年以降の参院選、それに知事選と「全県選挙」では4連敗が続くなか、党として大内さんを強く後押しする構え。

(自民党県連・遠藤利明会長)
「過去の残念な結果を払しょくするだけの努力をしていかないといけない。大内さんの選挙は自民党として責任をもって議席を取り返していく。大きな大事な選挙」

自民党県連は近く党本部に公認申請し、7月にも1次公認が決定する見通し。

一方、2025年夏に改選期を迎える現職の芳賀道也参院議員は…。

(芳賀道也参院議員)
「周りを気にせず議員として働くことで、その先をどうしたらいいのかは支援者と相談をして『ぜひもう一回やってくれ』という声があるのであれば出るし、それが筋かと思っている。ひたすら一生懸命働く姿勢を見せることで、普段の議員生活を頑張る。それが一番だと思っている」

こう述べ「物価高騰対策や地域課題の解決のため現職として力を注いでいく」としている。

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