自民党の堀井学衆院議員(比例北海道ブロック)が、次期衆院選に立候補しない意向を固めたことが24日、判明した。堀井氏の地元の党道第9区支部(胆振、日高地方)で支部長代行を務める藤沢澄雄道議によると、同日に電話で立候補見送りの意向を伝えられたという。堀井氏は25日に記者会見を開き、説明する。
堀井氏は、自民党安倍派の政治資金パーティーの裏金問題を巡り、2018~22年に計2196万円の還流を受け取りながら、政治資金収支報告書に記載していなかったことが明らかになっている。23年12月に副内閣相を辞職し、24年4月に党から役職停止1年間の処分を受けた。
地元9区では不記載問題を機に堀井氏の日ごろの政治活動に対する不満が高まり、次期衆院選の候補者を見直すべきだという意見が出ていた。6月29日には9区支部の定期総会が予定されており、堀井氏はその前に次期衆院選に対する姿勢を明らかにするよう求められていた。
29日の定期総会では、堀井氏の立候補見送りを受け、候補者選定委員会の設置などについて話し合われる見通し。【石川勝義】
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